【名古屋観光】膨大なオールドノリタケに驚く
新幹線で久しぶりの名古屋。
駅周辺の再開発で、記憶とは違う景色になっていた。
名古屋駅から15分ほど歩くと、洋食器のノリタケが運営する「ノリタケの森」がある。
ノリタケの森は、ノリタケの工場跡地に建設した、公園やレストランなどの複合施設。
広々とした公園に、赤レンガの建物が残してある。
無料なので、近所の人の散歩道になっているようだ。
この日は、桜が満開だった。
ノリタケの森のなかでミュージアムのみ有料だが、ここを見逃すともったいない。
「ノリタケミュージアム」には、戦前に生産された「オールドノリタケ」の展示がある。
自社製品だから当たり前なのかもしれないが、オールドノリタケの膨大なコレクションに驚かされる。
解説もていねいで、歴史を追いながら鑑賞することができた。
オールドノリタケは、欧米の需要が見通せる経営者と、正確なテクニックで支える職人集団で制作される。
需要に合わせて意匠はどんどん変わっていくが、どれもが高い精度で製品化されている。
ノリタケは、その時代のなかで需要があれば、どんな様式でも関係なく高品質の陶磁器を量産する。
繊細な陶磁器とともに、歴史のダイナミックさを味わうことができた。
以前は、僕もノリタケを持っていたが、引っ越しのときに手放してしまった。
ノリタケの森で過ごすうちに、またノリタケが欲しくなってきた。
